Fonobono Research Institute (ほのぼの研究所)
柏市と東大、認知症予防の「ほのぼの研究所」始動
千葉県柏市と東京大学は、認知症を予防、回復する新技術の研究プロジェクトを始動させた。公募した市民が研究に参加する。島津製作所などの企業が機器を提供しながら科学的に脳の働きを計測評価する。住民と産学官が連携し、地域社会全体を「研究所」に見立てて認知症対策に取り組む。将来は認知症の予防ノウハウを制度化し、新たなサービスや制度の創出を狙う。
(日本経済新聞 2007.07.11)
「大学コンソーシアム柏」プロジェクトが、ようやくひとつの成果を出しつつあるようだ。
実際には、柏市と東大だけでなく、地域の市民活動団体がここまで持ってくるのに非常に重要な役割をしてきているにもかかわらず、「住民」という曖昧な形でしか記事の中で触れられていないことは残念である。役所からのプレスリリースがどのような内容でなされたのかわからないが、産官学民それぞれの協働による重要な成果であることをなぜもっと強調できないのか疑問を感じる。主語に官学だけでなく民も入れるべきであろう。
今にはじまったことではないと言ってしまえばそれまでだが。
今後も本プロジェクトにおける市民の役割は、これから公募によって関わる市民も含め重要であるはずだから、彼らの位置付けをある程度確立しておくことは必要であろう。市民はモルモットでも単なる無償労働者でもない。
本論の「ふれあい共想法」は、まだよく見ていないが、手法としては一般に「回想法」として行われているものに近いのであろうか?
ただし、写真等を用いて新たなコミュニティづくりまでの展開を目論むところは、その場限りにならない面白さがあり、また、その個人を取り巻く環境をも含めて「認知症予防」につなげることができ、より一層の効果を期待できるように思われる。
ちなみにどうでもいいことだが、「ほのぼの研究所」は英文では「Fonobono Research Institute」。頭がHではなくFであるところに何か意味があるかは不明。





